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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

名古屋市守山区:喜多山・大森コースKITAYAMA-OMORI

2015年1月探訪。2015年5月11日作成

【コース】
名鉄・喜多山駅→小幡長塚古墳→小幡茶臼山古墳→二つ池→唐九郎記念館→八竜緑地→金城学院大学→八釼神社→大森寺→雨池公園→斎穂社→法輪寺→郷蔵→名鉄・大森・金城学院前駅

【地図は準備中です】

【目次】
古墳をめぐり翠松園へ
八竜緑地付近を散策
大森の文化財をめぐる
参考資料

 今回は,守山区の名鉄喜多山駅から大森・金城学院前駅周辺をめぐります。喜多山駅から長塚古墳や茶臼山古墳などの古墳を訪ね,陶芸記念館にて加藤唐九郎の作品を味わいます。緑豊かな住宅地を抜けて,貴重な湿地が残る八竜緑地を訪ねたあとは洗練されたキャンパスを持つ金城学院大学をぬけて伝統文化が残る大森地区へ。八釼神社,大森寺,法輪寺などの史跡で歴史を感じ,桜の名所の雨池公園も訪れます。このコースは,守山探検隊「緑豊かな大森&喜多山 坂道散策コース」から,大森地区については守山区史跡散策路「大森・喜多山ふるさとめぐり」コースをめぐったものになります。

古墳をめぐり翠松園へ

スタート:名鉄喜多山駅



 今回のスタートは,名鉄瀬戸線の喜多山駅です。中心部の栄町駅から急行で15分,普通で20分ほどで来ることができます。現在,高架化工事中のため,仮駅舎での営業になっています。




 ここからしばらく,栄町方面に向かって瀬戸線の線路沿いを歩いていきます。ちょうどこの付近は高架化工事が進行中で,高架化が完成した後は,だいぶ風景が変わってくることでしょう。

小幡原駅跡



 喜多山駅を出て線路沿いに約350メートルほど進むと,瀬戸街道との踏切があります。この踏切付近には,昔瀬戸線の小幡原駅がありました。小幡原駅は明治38年(1905年)に開業し,戦中の統制政策により休止され,昭和44年(1969年)廃止されたが,その間守山の発展に寄与してきました。昔は駅の隣の遮断機を手動で操作していたそうです。現在,この付近も高架化工事が進行中で,高架化が完成すればおそらく全くおもかげは残らないことでしょう。

小幡長塚古墳



 小幡原駅跡の瀬戸街道に合流する直前の道を斜め右後ろに進み,細い住宅地の道を進んでいきます。約150メートル進んだ突き当りを左へ,続く道を右に進み,300メートル弱進んだ突き当りを右に進むと,すぐに小幡長塚古墳が見えてきます。この付近に現存する前方後円墳では最大級のもので,全長81メートルに及びます。調査の結果,二重の濠に囲まれた壮大なものであったことがわかっています。この付近は明治以降,軍の射撃場になっており,墳丘の所々には大戦中に掘られた塹壕のあとが残っています。

小幡茶臼山古墳



 小幡長塚古墳からそのまま約100メートル進んだ突き当りを左に進み,そのまま約250メートル,「茶臼前西」の交差点を過ぎ,名二環の道路を乗り越えて進むと,右手に小幡茶臼山古墳が見えてきます。6世紀後半に築造されたと考えられている全長約60メートルの前方後円墳であったが,宅地開発や道路開発などで大きく破壊されてしまいました。土師器,須恵器,鉄刀,馬具などが出土しており,この付近の小幡古墳群の代表的な古墳の1つになっています。

大山祇神社



 名二環の橋を渡ったところに戻り,そのまま左に曲がって名二環に沿って東に進みます。次の分岐を左に進み,さらに次の分岐を左,さらにその先の突き当りを行き止まり表示のある左の方向に進むと,やがて翠松園の集会所と大山祇神社が見えてきます。昭和3年(1928年)にこの付近の住宅地である翠松園の分譲を始めた際に,瀬戸内海の大三島に鎮座する大山祇神社から勧請して設けられた神社です。平成24年に修復が行われてきれいな姿に生まれ変わりました。

翠松園への長い階段



 神社から行き止まりの看板のある分岐に戻り,そのまま反対方向に進みます。突き当りを右に曲がり,約100メートル進むと,長い階段が見えてきます。この長い階段を登って進んでいきます。



 階段を登った上はなかなかの眺望です。遠く名古屋駅付近の駅ビルもくっきりと見ることができました。

二つ池



 階段を登る途中,次の細い道との交差点を右に曲がり,そのまま100メートル弱進んだ突き当りを左に進み,さらに次の分岐を右に進むと,左右に二つ池が見えてきます。この付近は自然豊かなところで,野鳥の宝庫になっています。

養蜂研究所



 二つ池の間の道を越えた先の交差点を左に曲がり約200メートル上り坂を進んでいくと,左手に養蜂研究所があります。井上養蜂による研究所で,自然のはちみつを生産しています。ホームページで通信販売で購入することもできます。自然豊かな守山区を感じさせます。

井上養蜂 外部リンク

唐九郎記念館 [有料施設]



 さらに道を200メートル弱進むと,左手に唐九郎記念館があります。陶芸家の加藤唐九郎(1897〜1985年)による作品や彼が集めた桃山期の陶片などが展示されています。桃山時代の陶器を研究し,再現したことで有名になった陶芸家で,焼き物ファンは一度見ておきたい作品がたくさんおさめられているのだとか。

唐九郎記念館 外部リンク

翠松園の住宅地を抜ける



 唐九郎記念館の先のT字路を右に曲がり,まっすぐ道なりに進んでいきます。この付近は翠松園の静かな住宅街で,のんびりウォーキングできる道になっています。


八竜緑地付近を散策

翠松園3丁目のお地蔵さん



 唐九郎記念館から400メートル強,階段を上がって小幡緑地が左手に見えるところを右に曲がり,さらに250メートルほど進みます。すると目の前に翠松園3丁目のお地蔵さんが見えてきます。住宅地に立っている印象的なお地蔵さんです。

守山カトリック教会



 お地蔵さんのところを直進して,次の道を左に曲がります。するとすぐに左手に守山カトリック教会が見えてきます。静かな住宅街にたたずむ印象的な建物になっています。

八龍神社



 左に曲がる前のところに戻り,直進する方向に少し進むと右手に八竜園地の入口が見えてきます。ここを入って右側に進むと,八龍神社があります。八竜緑地を守るかのように建てられているこの神社は,もともと八竜古墳と呼ばれた円墳の上に建てられたものらしいです。この付近は,守山区の豊かな自然を垣間見えるところになります。

八竜緑地



 そのまま遊歩道を進んで奥に行くと,八竜緑地の湿地があります。ここには市内では珍しくなった湿地性の動植物が生息し,特別緑地保全地区に指定された貴重な湿地となっています。ここにはマメナシやシラタマホシクサ,食虫植物などの希少な植物が生育しているため,通常は柵が設けられて中に入れないようになっていますが,定期的に観察会が開かれているということです。



 奥に行くと新池があります。0.4haと大きい池ではありませんが,ここの周辺にも貴重な植物が生育しており,サンショウウオなども生息しているそうです。公園内の案内板が丁寧に作られていました。名古屋市に残った貴重な自然を大切にしていきたいものですね。

金城学院大学



 お地蔵さんのあるT字路に戻り,左に曲がって南に進んでいきます。300メートルほど進むと,金城学院大学のキャンパスが見えてきます。名古屋では有名なプロテスタント主義の女子大です。キリスト教主義の学校らしく,おしゃれな雰囲気のキャンパスになっています。

金城学院大学 外部リンク



 下り坂を進んでいくと,左手に印象的なキリスト教センターの建物が見えてきます。礼拝などが行われているようで,ハンドベル・クワイアなどの活動も行われているようです。



 さらに進むと右手にキャンパスのシンボル的建物となっているアニー・ランドルフ記念講堂があります。入学式などが行われる1700人収容可能な大ホールがあります。名前は学校の創立者が由来になっているのだとか。名古屋市の都市景観賞を受賞しています。

奥の院弁財天



 金城学院大学のキャンパスをぬけた,入口のすぐ先の左手に奥の院弁財天があります。八釼神社の奥の院で,唯一の女性の七福神で,水の守り神である弁財天がまつられています。



大森の文化財をめぐる

大森天王祭の山車蔵 [市指定]



 そのまま約150メートルほど下り坂を進んでいくと,右手に大森天王車の山車行事[指定]に使われる山車蔵が見えてきます。この奥にある八釼神社内の天王社の例祭で,毎年8月の第1日曜日に行われています。平成26年に指定されたばかりで,地元では盛り上がったようです。

大森会館



 下り坂をさらに進むと,右手に大森会館が見えてきます。この付近の集会所になっています。この先の信号を進むと,ゴールの大森・金城学院前駅になるのですが,ここから大森の文化財をめぐっていきましょう。

八釼神社



 大森会館の先の信号を右に曲がります。するとすぐに八釼神社の入口が見えてきます。延暦12年(793年)にこの地方を支配していた山田連(むらじ)によって創建されたと伝わり,遷座したのちに風水害を受けて昭和2年(1927年)に現在地に移されました。毎年10月19日が例祭日になっているということで,長きにわたってこの地域の人々の信仰の対象になっていました。ここから本殿には140段余りの階段を登っていきます。がんばりましょう。



 階段を上がると拝殿になります。苦労して上がった割りには,景色はあまりよくありませんでした。

大森寺(だいしんじ)



 ここから先は,守山区史跡散策路にしたがって進んでいきましょう。
 大森会館を下りた信号まで戻り,そのまま東に進んで100メートル進むと,左手に大森寺(だいしんじ)(浄土宗)があります。寛永14年(1637年),尾張二代藩主の徳川光友が,母親の乾の方(法号,歓喜院)の菩提をとむらうために江戸小石川(現在の東京都文京区)の伝達院内に創建した浄土宗の寺院が始まりで,寛文元年(1661年)に現在地に移転して堂宇が整えられました。



 境内の様子です。訪れたときはちょうど境内が工事中でした。本尊は阿弥陀如来で,明治8年に起こった火災の際も無事であった伝統のあるものです。歓喜院の墓が境内の本堂裏手にあるということです。

交通安全地蔵



 大森寺からさらに400メートルほど進んでいきます。ここから雨池公園までは,桜並木がずっと続いて,桜の季節は爽快です。進んだ先の壇ノ浦公園の入り口のところを右に曲がり,少し進んだ踏切の手前の細い道を右に進むと,すぐに交通安全地蔵があります。1948年(昭和23年)にこの後ろを走っている名鉄瀬戸線で脱線事故が起こり,その後,近くの法輪寺の住職が発起人となって建立したものです。隣の殉難の碑は当時の名鉄社長の筆によるものです。現在でも瀬戸線の安全を見守り続けています。

壇ノ浦公園付近の桜並木 [4月撮影]



 再び壇ノ浦公園の入り口に戻ってきます。ここから大森寺にかけては桜並木がずっと続いています。

壇ノ浦公園



 ここから壇ノ浦公園の中を進んで雨池公園を目指します。小さい公園ですが,近くを瀬戸線が走り,電車の音を聞きながら遊ぶことができます。

雨池



 壇ノ浦公園の裏の階段を上がると雨池が見えます。自然豊かな池で,魚釣りをしている人は,野鳥観察をする人などを見かけることができました。周回する遊歩道が設けられていて,ゆっくりとウォーキングすることができます。階段を上がったら右に曲がって,池を左にみながら雨池公園を目指します。

雨池公園 [写真は4月撮影]





 遊歩道を300メートル弱進むと雨池公園に到着します。公園内は噴水などもあり,ゆっくりとした時間を過ごすことができます。公園は守山区随一の桜の名所としても有名です。

名鉄瀬戸線 霞ヶ丘駅跡



 雨池公園の噴水が見える突き当りに来たら,ここを右に曲がって細い道の下り坂を進んでいきます。道なりに200メートル強進むと名鉄瀬戸線の踏切があり,この付近が霞ヶ丘駅跡になります。よくみると線路脇にホームの跡らしきものが残っています。昭和2年(1927年)に開業し,1944年に戦争の影響で休止されたのちに,1969年にそのまま廃止になりました。

斎穂社と千手観音



 瀬戸線の踏切を渡ってそのまま直進し,100メートルほど進んだ2つ目の左に入る道を進むと,約100メートルで斎穂社と千手観音があります。斎穂社は天武天皇の白鳳5年(673年)に創建されたと伝わり,明治11年(1878年)に八釼神社の末社となり,昭和48年(1973年)に道路拡張工事のために現在地に移されました。千手観音は江戸時代中期に建立されたものと伝わっており,大森地区の観音信仰について説明に詳しく書かれていました。

法輪寺



 ここから西方向に戻る方向に進み,霞ヶ丘駅跡方向から来た交差点を越えてさらに250メートルほど進むと,突き当りになります。ここを右折し,続く交差点を左折するとすぐに法輪寺(曹洞宗)が見えてきます。貞観2年(860年)創建と伝わり,当初は天台宗でしたが,天文3年(1534年)に赤津雲興寺の和尚が寺を再興した際に曹洞宗となり,その後安永3年(1775年)に現在の寺名となりました。寺に伝わる釈迦牟尼像の台座に黄金千枚をうめておくという印があり,黄金伝説の寺として知られています。



 境内の様子です。曹洞宗の寺の割にはシンプルな境内のような気がします。

瀬戸街道旧道



 法輪寺の正面の道を南に進み,突き当りを右に曲がります。この辺りは瀬戸街道の旧道になっています。次の突き当りを左に進むと,昔ながらの趣ある家が見えてきます。

大森の郷倉



 そのまま瀬戸街道まで直進して瀬戸街道を右折し,約250メートル進みます。「大森」交差点の一つ手前の交差点を左折します。なお,ここにあるお菓子屋さんの裏手には弘法堂があるそうです。100メートル強進むと,大森小学校の前に郷蔵があります。江戸時代に作られた共同倉庫で,共有の祭礼の品物がおさめられています。昔ながらの姿をとどめていて貴重なものになっています。

ゴール:大森・金城学院前駅



 そのまま瀬戸街道に戻り,「大森」交差点を右折すると,ゴールの大森・金城学院前駅に到着します。なかなか見所が多く,楽しいウォーキングとなりました。



写真使用数:40

←前:小幡コース / 名古屋市守山区 / 次:森孝コース→

参考資料

守山探検隊:緑豊かな大森&喜多山 坂道散策コース 外部リンク
名古屋市守山区:史跡散策路:大森・喜多山ふるさとめぐり 外部リンク
[↑これをベースにして,一部の観光地・史跡を加えてめぐっています。]

なごやかウォーク38(守山区):大森・小幡自然散策コース 外部リンク

名古屋市観光情報(名古屋コンシェルジュ) 外部リンク
名古屋市ホームページ内 文化財のページ 外部リンク

ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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