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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

名古屋市守山区:小幡コースOBATA

2015年1月探訪。2015年5月9日作成

【コース】
名鉄・小幡駅→白山神社→守山区役所→長慶寺→生玉稲荷神社→小幡緑地西園→長命寺→城土公園・白沢渓谷→小幡緑地本園→龍泉寺→ゆとりーとライン・竜泉寺口バス停

【地図は準備中です】

【目次】
守山区役所とその周辺
小幡緑地西園から白沢渓谷へ
小幡緑地本園と竜泉寺
参考資料

 今回は,守山区の小幡駅から北上して,小幡地区の社寺や城土公園や小幡緑地などの緑地をめぐるウォーキングです。尾張四観音と1つとして知られる名刹で,重要文化財の仁王門を持つ竜泉寺をはじめ,白山神社,長慶寺,生玉稲荷神社などの史跡が連なります。また,小幡緑地,城土公園などの公園・緑地は桜の名所としても知られ,自然を満喫することができます。このコースは,守山区史跡散策路「緑地と名刹めぐり」コースをベースにしてめぐったものです。

守山区役所とその周辺

スタート:名鉄小幡駅



 今回のスタートは,名鉄瀬戸線の小幡駅です。中心部の栄町駅から急行で13分,普通で18分です。ここからまずは北の守山区役所を史跡をめぐりながら目指していきましょう。

白山神社



 小幡駅を出て目の前を通っている瀬戸街道の北側を西に向かいます。300メートルほど進むと,右手に白山神社が見えてきます。創建年は不詳ですが,1400年前に欽明天皇の皇子が創建したと伝わります。社殿は南島古墳といわれる円墳の上に作られ,この古墳は直径33m,高さ5mになります。明治43年(1910年)周辺の愛宕社,神明社,諏訪社が合祀されて現在の姿になりました。



 階段を登って境内に入ると,まだまだ新しい社殿が見えてきます。正月などの時期には,多くの参拝客が訪れそうです。

竜泉寺道の道標



 白山神社の東側の出口から出て,左に進んで北に向かい,次の交差点を右折して東に向きを変えます。約250メートル進んで,小幡駅前から伸びる広い道に出ると,左に曲がって北上します。すると約150メートル進んだ「守山区役所」の交差点の西側に竜泉寺道の道標があります。この小幡の地区は,瀬戸街道から竜泉寺への道や笠寺への道が分岐する交通の要衝になっていました。宝暦13年(1763年)の銘が見られるこの道標は,もともと瀬戸街道沿いにあったと考えられており,分岐点の目印になっていたと思われます。

守山区役所



 交差点の反対側には守山区役所があります。この付近は守山区の行政の中心部になっています。ウォーキングなどの地図は必要があれば,ここで手に入れましょう。

長慶寺



 「守山区役所」交差点から北西に向かう斜めの道に入り,次の交差点を右折して約100メートル進むと,突き当りに長慶寺(臨済宗)が見えてきます。栄松山と号し,この付近を支配していた山田重忠が長兄の菩提をとむらうために建立し,長兄を長慶に改めたという「尾張志」による説と,山田正親(寺伝による)が兄の菩提をとむらうために建長年間(1249〜56)に建立したという説があります。



 境内の様子です。境内には南北朝時代に創建されたとされる無縫塔[県文化]があり,この寺を開山した高僧である南山士雲の墓標であると考えられています。

[県指定] 長慶寺無縫塔 文化財紹介ページへ

生玉稲荷神社



 長慶寺を出て右に向かい西方向に進みます。道なりに100メートル強進み,突き当りを右に,続いて左に進み,次の三菱電機のアパートに突き当たるところを右に進むと,100メートル強で生玉稲荷神社があります。

生玉稲荷神社 外部リンク



 境内の様子です。社殿によると西暦1200年頃の創建と伝わり,天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いの際には,当時の小幡城主であった織田源太郎(信長の甥)が,この稲荷の山から竹をとり,旗竿にして徳川家康に献上したところ,家康は大いに喜んだという話が伝わっています。空襲で社殿が焼けたため,現在の社殿は昭和49年(1974年)のものです。名古屋地区最大級の稲荷神社として,多くの参拝客が訪れます。


小幡緑地西園から白沢渓谷へ

牛牧遺跡



 生玉稲荷神社を出て左手に進んで東に向かって約50メートル進み,次の左に曲がる筋を左に曲がって250メートル強進むと「牛牧」の交差点があります。ここを右に曲がって約200メートル進むと,左手に小幡緑地西園があり,入口に牛牧遺跡の案内板があります。昭和33年(1968年)に発見され,縄文時代晩期から古墳時代にかけての住居跡などが見つかり,長期にわたって人が住んでいた重要な住居群であったと考えられています。

小幡緑地西園



 そのまま200メートル強進むと,「小幡ヶ原」の交差点があり,ここに小幡緑地西園があります。小幡緑地は守山区から尾張旭市にまたがる広大な緑地で,ここ西園にはテニスコートや子ども広場などがあります。本園はここの北東にあり,このコースでは後程訪れることになります。



 駐車場からテニスコート方面を見た様子です。桜の時期は駐車場にある桜の木が見事に色づきます。上の写真は[4月撮影])

長命寺



 「牛牧」の交差点まで戻り,ここから北に向かいます。約150メートル進んだ2つ目の交差点の先の分岐点を左に進み,さらに200メートル強進んだ4つ目の左に入る筋を進むと,すぐに長命寺(臨済宗)があります。医王山と号し,もともとは川村神社付近にあった天台宗の寺院であったようです。



 境内の様子です。本尊は薬師如来で,かつて兵火が発生した際に,溝を飛び越えてお逃げになったことから,「溝飛薬師」と呼ばれているということです。

こうのす通り



 長命寺から戻る方向に進んで寺の南東側に出ます。ここには「こうのす通り」と呼ばれるコミュニティ道路の案内板があります。ここから,守山探検隊の案内板にしたがって,右側の道をのぼっていきます。

白沢渓谷・城土公園 [写真は4月撮影]



 坂道を登って150メートル強進むと,「白沢町」の交差点に出ます。ここを左折して,約150メートル進んだ白沢コミュニティセンターのある角を右に曲がると,すぐに左手に城土公園があります。白沢川の両岸に設けられた公園で,守山区でも随一の桜の名所になっています。



 白沢川に沿って階段を下ると,白沢渓谷と呼ばれる渓谷が見えてきます。名古屋市の住宅街の中にこんな渓谷があるというのがすごいところです。滝の上には名古屋市で唯一といわれる吊り橋がかかっていますが,残念ながら通行止めになっていました。明和5年(1768年)にもともと南の小幡台地方面に流れていた川を,洪水が発生していたために北の庄内川へと川を流す大改修が行われ,現在の流れになったそうです。







 とにかく川沿いの桜が見事なところです。桜の時期にぜひ一度訪れて欲しいものです。



小幡緑地本園と竜泉寺

御嶽神社・余慶の碑



 城土公園の北側にある「余慶橋」の交差点からゆとりーとラインにそって東に進みます。約250メートル進むと右手に御嶽神社があり,その奥には余慶の碑があります。村人のために開発に尽くした顕彰碑になっているようで,この地がもともと余慶山と呼ばれたことによりこのように呼ばれているようです。もともと西側にあった川嶋神社の旧社地にもなっているようです。



 この御嶽神社には,たくさんの碑が集まっているのが印象的でした。いろいろないわれがあるようです。

小幡緑地本園 [写真は4月撮影]



 余慶の碑からゆとりーとラインに沿って上り坂を進み,白沢渓谷の駅を過ぎて,約400メートル進むと,「竜泉寺南」の交差点に着きます。ここの横断歩道を渡って右に進むと,約150メートルで小幡緑地本園の入口が見えてきます。入口には桜並木が立ち並びます。

小幡緑地 外部リンク



 入って左側には広大な芝生広場があります。休日には多くの人で賑わいますが,訪れた日があいにくの雨だったため,この日は閑散としていました。ここも桜並木が見事です。



 園内には遊歩道が整備されています。ここも桜の時期は桜がとても見事です。季節によって色々な公園の風景が楽しめるようです。



 園内の竜巻池です。この奥には白沢川の水源になっている緑が池もあり,自然を楽しむことができます。

龍泉寺参道



 「竜泉寺南」バス停に戻り,そのまま小幡緑地駅方面に北上します。駅を越えて約350メートルほど進むと,龍泉寺(天台宗)への上り口が左に分岐します。ここには龍泉寺の入口の碑が立てられています。龍泉寺は尾張四観音の1つとして篤い崇敬を受けており,特に節分の時期は大いににぎわいます。延暦14年(795年)に伝教大師(最澄)が創建したと伝わる古刹で,最澄が熱田神宮に訪れた際に龍神のお告げを受けて寺を建立したことから松洞山龍泉寺の名前の由来とされています。

龍泉寺 外部リンク



 上り坂を少し進んだ先の左手には弘法堂が設けられています。最澄の他に空海も熱田神宮を訪れた際に,熱田神宮にあった8剣のうち3剣をこの地におさめ,熱田神宮の奥の院としたと伝わっています。

龍泉寺 仁王門は[国重文]



 そのまま約150メートル進むと,龍泉寺仁王門[国重文]があります。龍泉寺は小牧・長久手の戦いの際に,ここに陣を構えた豊臣秀吉により焼き払われてしまいましたが,慶長3年(1598年)に再興されました。仁王門は慶長12年(1607年)の銘があり,様式からもこのころのものと思われています。屋根は平成15年に全面的にふきかえられたものだそうです。

[国重文] 龍泉寺仁王門 文化財紹介ページへ




 本堂と多宝塔です。本堂は明治39年(1906年)に火災にあいましたが,そのときに発見された慶長小判により,明治44年(1911年)に再建されたもので,本尊の馬頭観音が安置されています。また,多宝塔も明治期に大修理がされているもので,阿弥陀如来が安置されているということです。近世の初期の重要な遺構として貴重なものだそうです。
 本堂の奥には,宝物館となっている龍泉寺城と展望台があり,宝物館には鎌倉時代作とされる木造地蔵菩薩立像[国重文]や円空一刀彫の馬頭観音などを見ることができます。また,展望台は庄内川から春日井方面にかけての景色が見事です。ただし,開かれるのは日曜祝日の一部時間のみで,有料(大人100円)となります。

[国重文] 木造地蔵菩薩立像 文化財紹介ページへ




 鐘楼の裏から庄内川と春日井方面を望みます。見事な景色を楽しむことができました。

ゴール:竜泉寺口バス停



 そのまま参道を戻って,ゆとりーとラインの竜泉寺口がゴールになります。大曽根方面にバスで戻ることができます。自然と文化を大いに楽しむことができました。



写真使用数:32

←前:守山中央コース / 名古屋市守山区 / 次:喜多山・大森コース→

参考資料

名古屋市守山区:史跡散策路:緑地と名刹めぐり 外部リンク
[↑これをベースにして,一部の観光地・史跡を加えてめぐっています。]

守山探検隊:守山市・名古屋市合併記念碑、守山市役所跡を訪ねて 
外部リンク


なごやかウォーク38(守山区):大森・小幡自然散策コース
なごやかウォーク39(守山区):名刹と自然散策コース 外部リンク

名古屋市観光情報(名古屋コンシェルジュ) 外部リンク
名古屋市ホームページ内 文化財のページ 外部リンク
愛知県の歴史散歩(上:尾張)[山川出版社]

ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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