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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

愛知県大府市:大府中央コースOBU CENTRAL

2018年8月探訪。2018年9月14日作成

【コース】 距離:約8.9km
 市中央部の共和駅・大府駅周辺をめぐります。歴史を持つ社寺・史跡や,二ツ池公園,桃山公園,大倉公園などの自然感じる公園を巡ります。

≪コース≫ JR・共和駅〜追分城跡〜一如寺〜山祇社(東新町)〜高橋広治碑〜二ツ池公園・二ツ池セレトナ〜(追分)藤井神社〜浄通院〜山祇社(追分町)〜大清水地蔵尊〜桃山公園〜大倉公園・歴史民俗資料館〜大府市役所〜地蔵院〜JR・大府駅


(国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成)



スタート:JR東海道線・共和駅





 スタートするのはJR東海道線の共和駅です。普通列車と快速・区間快速のみが停車(特別快速・新快速は通過)し,快速・区間快速を利用して名古屋駅から約14分,普通列車で約21分になります。快速・区間快速は1時間に2本程度,普通列車は1時間に4本程度の運転で,アクセスは便利な方です。今回は共和駅の東口に出てスタートしましょう。共和駅東口には西口と同じように「金メダルのまち共和」のモニュメントが設けられています。

追分城跡
東新町3-3-1(大府北中学校前)



 共和駅東口から出て右側の筋を東に進んだ「共和駅東」交差点のところはゴールドポケットパークが設けられています。金メダルを獲得した至学館大学レスリング部のメンバーの手形があり,金メダルのまちのスポットになっています。





 「共和駅東」交差点から先に進んで100mほど先の次の筋を右折し,道なりに300mほど進むと左手に大府北中学校があります。この校門の脇には追分城跡の案内板があります。追分城は永禄2年(1559年)に稲垣淡路守が築城したと伝えられており,規模は東西約66m,南北約84mに及んだといいます。残念ながら案内板以外に遺構は確認できません。

一如寺
東新町5-187





 大府北中学校から北に戻り,次の十字路を右折して東へ200m強進んだ突き当りを左折します。さらに100mほど進んだ次の筋を右折し,続く筋を左折して100mほど進んだ次の十字路を右折すると一如寺(曹洞宗)があります。八代山と号し,宝暦9年(1759年)に長澤寺(大府市森岡町)の弟子岸応が譲り受けた薬師如来を祀った薬師堂がはじまりといいます。文政2年(1819年)に恵苗によって再興され,明治13年(1880年)に一如庵に,昭和17年(1942年)に一如寺と改称したといいます。四国直伝弘法の8番札所に指定され,立派な本堂も持っていますが今は無住になっているといいます。

山祇社(東新町)
東新町5-216





 一如寺から西の十字路に戻って右折し,続く筋を右折して上り坂を100mほど進むと東新町の山祇社があります。創建は不詳ですが,社伝によると延宝3年(1675年)に3名の開拓者がこの地に移住し,その際に開拓の神として信仰されていた山ノ神を祀ったといいます。境内に明和3年(1766年)の銘がある石灯籠があり,弘化2年(1845年)に山之神社として掲載されているといいます。この地が開拓された当時に思いをはせながら参拝できます。

高橋広治碑
東新町5-216





 山祇社から西に戻って次の十字路を右折して北上し,県道に突き当たったら右折して500m弱進んで「北山小学校北」交差点を右折します。100mほど進んだ突き当りのところの右手に高橋広治碑があります。養鶏王として知られる高橋広治は明治18年(1885年)に静岡県磐田郡笠西村(現,袋井市)で生まれ,大府に養鶏の研究所を設けて名古屋コーチンの改良などに努めました。戦後いち早くアメリカのケージ養鶏(カゴで飼育する方法)を紹介し,ほかにも雄雌の鑑別技術の普及や養鶏雑誌の発行など国内の養鶏の発展に尽力したといいます。



 碑のある北山中学校の北側のT字路を東に進み,次の筋を左折して県道に戻ったら右折します。先にある「梶田町六丁目」の交差点を右折して100mほど南下すると至学館大学の入口があります。吉田沙保里選手など多くの金メダリストを擁する女子レスリング部があることで知られます。イベントなどでレスリングの練習場が見学できるときもあります。

二ツ池セレトナ
横根町名高山88-1 [公式HP(外部リンク→)]





 至学館大学の南の「名高山」交差点の分岐を左に進んで200mほど進むと左手に二ツ池公園が広がります。公園に入って池の周囲に整備されている遊歩道を時計回りに進んでいきます。二ツ池は平戸池と増田池の2つの池を併せて呼ばれており,約350年前にため池として設けられたといいます。広大な池には展望デッキや噴水,遊歩道などが整備されており,市民の憩いの場になっています。東側の平戸池には自然生態園も設けられていて豊かな自然が感じられます。







 二ツ池公園の遊歩道を進んで広大な増田池の南側に来ると自然体験学習施設である二ツ池セレトナがあります。セレトナの名前は公募でSeeing(見る)Learning(学ぶ)Touching(触れる)Nature(自然)の頭文字からとられ,池の自然などを紹介した施設になっています。館内では公園周辺に生息する植物や池に生息する魚,周辺に訪れる野鳥などを紹介しており,目の前に広がる増田池の展望を楽しめるロビーも設けられています。土日を中心に体験教室などのイベントも行われており,身近な自然を知ることができる施設になっています。ウォーキングの休憩地点としても活用することができます。

(追分)藤井神社
追分町4-104



 二ツ池セレトナから進んで右折し,増田池を右に見ながら北上します。





 200mほど進んだ信号のあるT字路を左折し,田園地帯を抜けて600mほど進んだコンビニのある十字路を右折し,続く筋を左折すると(追分)藤井神社があります。社伝によると北にあったという追分城の稲垣淡路守が城の鎮守の杜として創建したといいます。その後,領民の崇敬を許して追分村の村神となり,天和3年(1683年)に火災に遭った社再興したといい,江戸時代は次に訪れる浄通院の支配下にあったと考えられています。古くから伝わっていた神事があったといいますが戦後に途絶えてしまったといい,武悪面と呼ばれる神事で用いた古面が残されているといいます。

浄通院
追分町3-12





 藤井神社から西へ100m強進んだ2本目の筋を左折すると,右手に浄通院(曹洞宗)があります。記録によると永禄2年(1559年)に松山蟠公が西明寺(豊川市)3世を開山に勧請して創建したといいます(追分城主稲垣淡路守による創建という説もあり)。元々300mほど北にあったものが,宝暦5年(1755年)に伽藍が焼失したために同8年に現在地に再建したといいます。安永6年(1777年)に曹源寺(豊明市)の末寺となったといいます。本尊は西方無量寿如来といい,本堂の奥左手には直伝弘法があって知多四国直伝弘法の第9番札所に指定されています。また大府七福神の霊場で恵比寿尊が安置されています。





 浄通院からさらに南下して広い筋を渡り,続く突き当りを右折すると先には澄池公園があります。健康遊具を数多く備えた公園になっており,トイレの設備もあることから休憩地点として利用できます。周辺には豪雨などの時のための遊水池が設けられています。

山祇社(追分町)
追分町6-25





 澄池公園を右に見て南下した先の十字路を越えた次のT字路を右折し,道なりに100mほど進むと左手に追分町の山祇社があります。社伝では天和2年(1682年)に大阪住吉(名古屋という説もあり)の山中又右衛門がこの地を開拓した際に,見晴らしのよいこの位置に山の神・農耕の神を祀って創建されたといいます。周辺は宅地化が進んでいますが,五穀豊穣を祈った例祭が行われているといいます。

大清水地蔵尊
桃山町1-5付近





 山祇社から南下して突当りを右折し,続く筋を左折します。そのまま道なりに400m強南下して県道に合流したすぐ左手に大清水地蔵尊(大清水井戸跡)があります。かつてこの付近は多くの清水が湧き出たことから大清水と呼ばれたといいます。応仁の乱(1467〜77年)によって朝廷の高官が難を避けて地方へ落ち延びた時期,七津大夫(別の記録には滝本中納言とも)というものがこの地に七津御殿という御殿を設けて住んだといいます。大夫は近郷の社寺を巡礼したため,人々から大夫様と慕われ,その徳を慕って大夫を村の名前とし,それが現在の大府という地名になったといわれています。ここに祀られている地蔵尊は七津大夫との関連はわかりませんが,明和4年(1767年)に建立されたものといい地域の人々の信仰を受けてきたものといいます。またかつては清水が湧き出たであろう井戸跡が地蔵尊の前にあります。

桃山公園
桃山町4-202







 大清水地蔵尊の入口から県道を250mほど南下し「桃山町1丁目」交差点を越えて2つ目の美容院のある筋を左折します。そのまま300mほど進んだ駐車場の先の分岐を右に進み,さらに100mほど進むと右手に桃山公園があります。ガンジ山という高台の上に設けられた公園で,春は桜の名所として,続いてツツジや藤の名所として知られ,桜まつりやつつじまつりなど各種のイベントも行われています。平成2年(1990年)に設けられ,風車のモニュメントになっている高さ10mの展望台からは大府市をはじめ衣浦湾から時には御嶽山まで一望することができます。公園内には和室と土間を備えるという桃陵荘があります。

大倉公園
桃山町5-74





 桃山公園の南東側の出口を出て150mほど南下すると大倉公園の北側入口があります。道なりに公園を進んでいきましょう。大倉公園のあった場所は,大正時代に建築されたという日本陶器合名会社(現,ノリタケカンパニーリミテド)の初代社長である大倉和親の別邸がありました。迎賓館としての役割も持ち,昭和2年(1927年)には元皇族で陸軍軍人である賀陽宮恒憲王がこの地に滞在したといいます。昭和21年(1946年)に売却されて建物は別の持ち主になりましたが,昭和50年(1975年)に地域の貴重な資源を保存するために大府市が買い取り,翌年に大倉公園として整備されました。現在も2月の大府盆梅展や4月下旬のつつじまつりなどを中心に多くの人で賑わう市民の憩いの場になっています。北口から入った左手にあるひょうたん池は大倉別邸が作られたときに設けられて,のちに市が整備したもので,友好都市提携をしている岩手県遠野市から贈られた親子のカッパ像が設けられています。



 公園の遊歩道を進んだ先にある茅葺門[国登録]は大正10年(1921年)に大倉和親によって設けられた高さ5m,幅13mに及ぶもので,昭和54年(1979年)に県道沿いにあったものが移築されました。かつては6坪ほどの付属室があったといいます。市内では貴重な茅葺きの建造物として平成27年に国の登録文化財となっています。



 また茅葺門から西に進んだところにある休憩棟[国登録]は大正10年に設けられた大倉別邸の母屋を修復したもので,当時の面影を今に伝える貴重な建物として同じく登録文化財となっています。

大府市歴史民俗資料館
桃山町5-180-1







 大倉公園から東の県道の方に抜けていった左手に大府市歴史民俗資料館があります。大府市の歴史などについての常設展示や特別展示が行われており,1階は明治から昭和40年代までの農家などが再現され,かつての暮らしの様子を知ることが出来るほか,昔懐かしい生活用品なども展示されています。2階は市内の考古資料などの文化財などが展示され,塩づくりに用いた製塩土器やこの付近で作られた古瓦などが見所になっています。図書館も併設されており,大府市の歴史・文化を学ぶのに最適な施設です。

大府市役所
中央町5-70 [公式HP(外部リンク→)]



 歴史民俗資料館から南に進み,児童老人福祉センターの先の一方通行の筋を右折します。そのまま200mほど進んで歩道橋を渡って南に進むと大府市役所があります。現在の庁舎は平成12年(2000年)に完成した真新しいガラス張りのもので,市の政治の中心になっています。地上6階,地下1階建てで最上階にはレストランも設けられており,市の観光案内なども手に入れられるので活用するといいでしょう。大府市は健康寿命日本一を目指すという健康都市を宣言しており,健康都市推進課などの部署もあるのが特徴といいます。



 大府市役所から南に進んだところには向畑公園があります。市役所に隣接した公園で,最近は4月のつつじまつりの際にマルシェが開かれるようになったといいます。

地蔵院
中央町6-59





 向畑公園の西側から出て左手に進み,駅前の通りに突き当たったら右折して50mほど進むと右手に地蔵院(曹洞宗)があります。永光山と号し,元々は延命寺(大東町)の隠居所で延命地蔵菩薩を安置した地蔵堂がはじまりといいます。明治9年(1876年)に篠島にあった松寿寺の末寺玉林庵の名前を移し,その後明治23年(1890年)に地蔵庵に,昭和17年(1942年)に現寺号に改称されたといいます。境内には名前の通り多くのお地蔵様が祀られており,入口にはお願い地蔵が祀られ,中には重軽地蔵が祀られています。重軽地蔵は願いがかなうならば重くなってくださいを念じると,願いが叶う場合は持ち上げられなくなるほど重くなると言い伝えられているといい,この周辺でも同じような伝承のお地蔵さまがあります。知多四国直伝弘法の第10番札所に指定されています。

ゴール:JR東海道線・大府駅





 地蔵院から西へ200mほど進むとゴールのJR大府駅が見えてきます。大府駅の1階には平成30年(2018年)に「KURUTO(くると)おおぶ」がオープンしています。大府の観光案内のほかに物産ショップやカフェも併設された施設で,大府市内を散策する際にぜひ立ち寄りたい施設になっています。カフェは健康総合企業というタニタが健康都市を宣言した大府市とコラボして,地元でとれた新鮮な野菜などを使ったヘルシーな料理を味わうことができるといいます。



 階段を上がった先の2階にJRの改札口はあります。大府駅は新快速までが停車する主要駅で,新快速・快速・区間快速で名古屋駅までは約14〜16分で行くことができます。本数も1時間に4本程度あるのでアクセスは便利です。

写真使用数:45

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ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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