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ぼちぼちウォーキングでは,名古屋市周辺のウォーキングをした体験記をまとめています。

愛知県大府市:共和・長草コースKYOWA & NAGAKUSA

2018年8月探訪。2018年9月6日作成

【コース】 距離:約9.1km
 市北部の長草・共和地区をめぐります。畑の道を通って知多四国霊場の寺院や池をめぐったのち,金メダルの町として知られる共和町を訪ねます。

≪コース≫ JR・南大高駅〜イオンモール大高〜子安神社〜円通寺〜長草大池〜白は池〜地蔵寺〜長草天神社〜長草八幡社〜長草公民館〜愛三文化会館(大府市勤労文化会館)〜東光寺〜八ツ屋神明社(金メダル神社)〜金の泉〜JR・共和駅


(国土地理院発行 1/25000地形図を利用して作成)



スタート:JR東海道線・南大高駅



 スタート駅はJR東海道線の南大高駅になります。普通列車のみの停車で,名古屋駅から岡崎・豊橋方面の普通列車に乗車して約17分で行くことができます。本数は1時間に4本程度なので,アクセスは便利です。南大高駅の西口から出てスタートしましょう。
 南大高駅は平成21年(2009年)に名古屋市の最南部に開業したばかりの新しい駅です。駅の周辺は再開発が進み,駅の南には名古屋南ジャンクションがあって発展著しい地域といい,駅の乗降客もどんどん増加しているといいます。

イオンモール大高
名古屋市緑区南大高2-450 [公式HP(外部リンク→)]





 南大高駅の西口から連絡通路を西に進んでいった先にイオンモール大高があります。平成20年(2008年)に開業し,イオン大高店と210に及ぶ専門店街からなる大規模なショッピングモールです。イオンシネマの映画館も併設され,1日楽しむことが出来る施設です。この地域の伝統工芸である有松・鳴海絞が店内に展示され,絞りの直売などのイベントも行われるといいます。

子安神社
共和町子安90



 イオンモール大高の西側出口から出て右折し,その先の「水主ヶ池西」交差点を左折します。そのまま150mほど進んだ3本目の筋を右折し,そのまま300m強進んで県道に突き当たったら左折して,そのまま国道23号線バイパスの大高インターを越えて南下します。インターを越えた少し先で名古屋市から大府市に入ります。







 大府市に入ってから400mほど南下し,次の筋を右手前方向に曲がると100m強先に子安神社があります。創建は不詳ですが,天平時代に行基菩薩が南の円通寺を開基したときにはすでに存在しており,さらに寺を開基した際に精舎を建立し観音を安置して奥の院と称したという記録もあり,この地域の産土神として長い間信仰を受けている市内随一の古社といいます。祭神は木花咲耶姫命で,安産・子育ての神様として知られています。毎年5月に行われる春の祭礼では,おもっそといわれるもち米が奉納され,神楽舞が行われます。境内は昭和57年と58年の市教育委員会の発掘調査で,弥生時代後期の欠山式と呼ばれる生活用土器が多数出土し,子安神社遺跡と呼ばれています。古来はこの付近は入り江になっており,弥生時代にはすでに集落が形成されており,中世にかけての長い時代集落が神社周辺にかけても営まれていたと考えられています。かつて入り江だったという周辺は,現在は名産の山芋や人参などの畑が広がっています。



 子安神社から右手前方向に右折する前に戻り,さらに道を南下して進みます。その先の伊勢湾岸自動車道をくぐるところには,星座を模したモニュメントがあります。

円通寺(知多四国88番)
共和町小仏67







 伊勢湾岸自動車道下の「神戸」交差点から南下して,100mほど進んだ次の筋を左折して100mほど進むと円通寺(曹洞宗)があります。瑞木山と号し,寺の記録によると天平6年(734年)に行基菩薩がこの地を訪問し,馬頭観世音と子安観音を彫刻し,伽藍を建立して創建したといい,法相宗の開基開山となったといいます。その後,平将門の乱によって焼失しますが真言宗の寺院として再建しますが,南北朝の戦乱により再び焼失したといいます。貞和4年(1348年)に夢窓国師が鎌倉に向かう途中,楼門のみが残された惨状を見て,臨済宗の寺院として再興し堂宇などを整備したといいます。その後,応永8年(1401年)に現在地に移され,慶長15年(1610年)に春江院(名古屋市緑区大高町)の末寺となって曹洞宗の寺院となったといいます。文政7年(1824年)に知多新四国霊場の88番札所,すなわち結願の寺となりました。知多新四国霊場は弘法大師のお告げを受けた妙楽寺(知多市)の亮山阿闍梨によって江戸末期に開創され,現在は小豆島,篠栗(福岡県)と並んで日本三大新四国霊場の1つとして多くの人々の参詣を受けています。古くは馬頭観音を信仰する馬方から帰依を集めていたといいますが,今は婦人神・安産神である烏枢沙摩(うすさま)明王の御利益が名高く,明王の御札をトイレにまつるとしもの病に霊験があるといいます。
 古刹として寺宝は多く,観音堂に安置された本尊の木造馬頭観世音菩薩立像[市文化]は平安時代作で,ヒノキの寄木造で行基菩薩作と伝わります。その脇侍として安置された木造毘沙門天立像[県文化]は同じくヒノキの寄木造で,彩色はほとんど剥落しているものの足元の邪鬼を力強く踏みつけ,力強い面相をしている鎌倉時代の特徴を有する像です。同じく脇侍として安置された木造不動明王立像[市文化]はスギの割矧(わりはぎ)造で南北朝時代の作品です。また木造子安准胝観世音菩薩立像[市文化]は,元々は円通寺の奥の院だった子安神社にあって,平将門の乱で焼失して円通寺で移されたというカヤの割矧造の像です。また,永正10年(1513年)に作られ,円通寺に寄進されたという青銅鋳造鰐口[市文化]も有しています。

長草大池
長草町大池



 円通寺から県道に戻って左折し,「鴻ノ巣」交差点で右手の分岐に入り道なりに南下します。2本目の筋を右折して150mほど上り坂を進み,続く筋を左折して愛知用水を橋で渡ります。ここから東方向は畑の向こうに自動車道が伸びる郊外の景色を楽しむことができます。





 橋を渡って道なりに南下し,県道を渡ったら前の細い道をまっすぐ進み,知多半島道路に沿って進んで400mほど先のトンネルをくぐります。その先の筋を左折したところには長草大池があります。長草地区で最大の面積を有するため池で,愛知用水と直結しており現在も重要な役割を果たすといいます。水鳥が集まり自然を感じる場所になっています。

白は*池(しらはいけ・「は*」は魚へんに少)
長草町東忍場



 長草大池から「太陽と緑の道」の案内板にしたがって下り坂を進み,知多反動道路をトンネルでくぐって100mほど進んだ次の筋を右折します。畑が広がり,家畜がいるなどのどかな風景の中をウォーキングができます。







 道なりに200mほど南に進んで突き当りを左折し,100mほど進んだ次の筋を右折して100mほど進むと左手に白は*池(「は*」は魚へんに少)があります。大府市に設けられたため池の一つですが,駐車場や遊歩道が整備されて市民の憩いの場になっており,特に睡蓮の名所として知られています。大府市には全部で76ヶ所のため池があり,水不足になりやすいこの地方の重要な水源になっていました。現在は池の周囲を環境整備して市民の憩いの場になっている場所も多いといいます。

地蔵寺(知多四国5番)
長草町本郷40







 白は池を左手に見ながら遊歩道を進んでぐるりと池を半周し,池の南側の県道を東へ500mほど進むと左手に地蔵寺(曹洞宗)があります。延命山と号し,天正元年(1573年)に地頭の市村伝四郎の勧請で建てられた地蔵堂が始まりといい,同3年に横須賀(東海市)長源寺の教岩玄*和尚(*はネの右に巨)を迎えて開創されたといいます。慶長19年(1614年)に日山天朔和尚が伽藍を建立して開山し,楞厳寺(刈谷市)の印宗定海和尚が延享4年(1747年)が法地を再興し,中興開山したといいます。本尊は聖徳太子作という延命地蔵菩薩です。本堂は平成15年(2003年)に完成した瓦葺きのもの,庫裏は昭和46年(1971年)に再建されたもので,庫裏は鉄筋コンクリートの平らな屋根の上に仏教様式の大屋根をかぶせる珍しい構造といいます。知多四国霊場のほかに大府七福神の毘沙門天をまつり,厄除けに御利益があるといいます。

長草天神社
長草町本郷44





 地蔵寺の東に隣接して長草天神社があります。明応3年(1494年)に地頭の藤田民部がこの地を開墾した際に,産土神として菅原道真をまつったものといいます。江戸時代の記録では地蔵寺の支配下にあったといいますが,明治になって支配から離れ村社に列せられたといい,現在も学問の神様として篤い崇敬を受けているといいます。毎年2月下旬(25日の直前の日曜日)に行われる長草天神社どぶろくまつり[市民俗]は,創建時に地頭が供米田で収穫した米でどぶろくを醸造し,それを参拝客に振る舞ったのが始まりという500年の歴史を有する神事といいます。神事が一時中断しましたが,村中に疫病が流行したため寛文8年(1686年)に再開されて以降現在まで続いているといいます。現在はどぶろく作りを6組の酒元組が輪番で行い,1月から仕込みを始めて祭の際に奉納され,無病息災を祈願する神事のあとに参拝客に振る舞われます。ここでは中国の想像上の動物で酒を好むという猩々(しょうじょう)も登場して多くの参拝客で賑わうといいます。

長草八幡社
明成町1-20





 長草天神社から進んだ「本郷」交差点を左折し,150mほど進んだ「田面」交差点で右奥の歩行者道を進むと少し先の左手に長草八幡社があります。創建は不詳ですが,天保12年(1841年)記載の村絵図には天神社などとともに7社が記載されており,明治になって社地が払い下げになったことから,明治10年(1877年)に山之神・田之神・神明社2社が八幡社に合祀されたといいます。明治40年(1907年)に天神社の境内に移されますが,昭和47年(1972年)に八幡社のみ現在地に戻されました。



 八幡社の南には長草公民館があります。この付近のウォーキングコースのポイントになっており,この付近の集会所になっています。

愛三文化会館(大府市勤労文化会館)
明成町1-330 [公式HP(外部リンク→)]



 長草八幡社から東へ500mほど進んだ先の信号を左折するとアオキスーパー大府店があります。様々な買い物もできるので,休憩ポイントにもなります。





 アオキスーパー大府店から50mほど北上すると左手に愛三文化会館があります。平成3年(1991年)に開館した大府市の文化施設で,平成30年(2018年)に地元の愛三工業がネーミングライツを取得して愛三文化会館の愛称となりました。会館内にはもちのきホール,くちなしホールという2つのホールがあってコンサートなどが行われるほか,地元の文化行事の拠点にもなっています。レストランや宿泊施設も備わっており,トレーニングルームも設けられています。会館内には様々な芸術作品も展示され,休憩もかねて美術作品にふれるのも一興です。

東光寺
共和町5-192







 愛三文化会館から500mほど道なりに北上して「共和町5」交差点を越えた次の細い一方通行の筋を左折して100mほど進むと東光寺(曹洞宗)があります。共和山と号し,天文年間(1532〜55)に曹源寺(豊明市)に開かれた東光庵がはじまりといいます。以降,曹源寺が管理して無住だったといいます。明治6年(1873年)に曹源寺に合併されて寺号のみ残っていたものを,観音堂が以前あったという現在地に移転して再興したもので,明治12年(1879年)に現在の寺号に改称し,大本山永平寺(福井県)の直末になったといいます。境内では庫裏の造成中に発見された東光寺経塚があります。昭和51年(1976年)の発掘で江戸時代中期のものという法華経を書いた一字一石が約38000個出土したといいます。四国直伝弘法の第7番札所に指定されています。

八ツ屋神明社
共和町2-11-1





 東光寺から戻って分岐を左に進んで100mほど進み,広い筋に突き当たったら右折して200mほど道なりに進むと左手に八ツ屋神明社があります。慶安3年(1650年)に名和村(東海市)の人々がこの地区を開墾した際に,天照皇大神を勧請して創建されたといいます。のちに名和村から独立して八ツ屋新田となって以降は氏神として篤い崇敬を受けたといいます。大正12年(1923年)に現在の拝殿が設けられました。至学館大学のレスリング部に所属し金メダルを獲得した吉田沙保里選手などが必勝祈願に訪れる神社として有名になり,通称「金メダル神社」として知られています。オリンピック選手が奉納した絵馬なども見られ,試合などの必勝祈願に多くの人が訪れるようになりました。必勝祈願の絵馬が周辺の商店で売られているようです。



 八ツ屋神明社からそのまま東へ200mほど進んで共和駅西口に向かっていきます。西口のロータリーには「金メダルのまち共和」の案内板と,金の泉と言われる噴水が設けられています。共和駅周辺では,至学館大学のレスリング部をはじめとしてオリンピックの金メダルがこの周辺から14個も生まれているといいます。そのため共和町では金メダルの町として町おこしが行われ,各種のイベントが行われています。多くの金メダリストを生んだパワースポットとして最近話題になっているそうです。

ゴール:JR東海道線・共和駅





 西口ロータリーから進んだ先にあるJR東海道線の共和駅がゴールとなります。東海道線の快速または区間快速を利用して名古屋駅まで約14分,普通列車で約21分です。本数は快速または区間快速が1時間に2本程度,普通列車が1時間に4本程度になります。

写真使用数:37

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ぼちぼちウォーキング

作成者 Rintaro Nagano
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