シャーマニズムの定義
考察
シャーマニズム
シャーマニズムの定義
日本のシャーマニズム

他界
真間手児名
 最初に、桜井徳太郎編『シャーマニズムの世界』(1978)の中で、
桜井徳太郎氏が述べているシャーマニズムについての定義を記す。
それによると、シャーマンをどのように定義するかによって、
狭・中・広の3つの規定があるらしい。
元来シャーマンとは、中国の古い文献に記されている、
中国北東部にすむ異民族のうち、異様な宗教的儀礼を行う
「薩満」のことであった。
彼らは、特異な民族衣装に身を包み太鼓を鳴らして神霊を呼び寄せたり、
天空に飛翔し天界の神霊と交流したりすることで、
病気治しや卜占・予言が可能だと考えていたという。
そしてそれは、トゥングース族では「サマン」と呼ばれていた。
部族によってさまざまな呼び名があったが、サマンが最も多く、
トゥングース族では一般語になっていた。
そして現地語のサマンが,そのまま学術語となり「シャーマン」となったという。
当初は、トゥングース族特有のものと思われていたシャーマニズムであったが、
その後の調査によってかなり多くの地域に
シャーマニズムが存在するということがわかってきた。
それは、アジアだけでなくアラスカのエスキモー、北米のインディアン、
南米大陸土着の諸部族とトゥングース族に隣接しない場所にまで及んだ。
そこで、狭義には、シャーマンをトゥングース族特有の呪術宗教実修者とし、
シャーマニズムも彼らに特有の宗教現象とした。
そして、中間的定義として、トゥングース族に比較的接近した地域、
トルコ系のタタール人・アルタイ人・キリギス人の住む中央アジア、
ウラル人系のサモエード人・オスチャーク人・ヴォグール人の土着する
西シベリアの地域、トゥングース族の北東シベリアに南接する
モンゴル系ブリヤート人・モンゴル人、チベットのラマ教、ロロ族・モソ族の巫俗、
中国の巫げき、満蒙・朝鮮・日本などの東アジア地域におけるシャーマニズムを
トゥングース=シャーマニズムを原点としているものとしている。
そして、広義において、上述したものとそれ以外の
トゥングース=シャーマニズムとの脈絡が見出せないものを含んだすべてを
シャーマニズムとしている。
また、シャーマンについては、エクスタシー=脱魂を最重要視する説と
ポッゼッション=憑霊を最重要視する説、
そして、その両方を取る説という3説があり、絶対的な定義は難しい。
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