山びこ剣士
『漫画王』
1956年8月号別冊付録
1956年9月号別冊付録
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集
『山びこ剣士
竹光一刀流ほか』収録
 小さな山国に立つ、みどり城。
その少年城主、滝山晴久は、戦を嫌い、民を第一に考える名君。
しかし、戦国の世は、そんな滝山をも争いに巻き込む。
隣接する丹後の国と三角の国から、
それぞれに味方するよう使者が送られてきたのだ。
丹後の使者、谷大介は晴久と瓜二つ。
晴久の人柄に触れた大介は、何とか彼と争わなくて良い道を探そうとするが、
敵の三角も丹後の殿様も、内心、みどり城の横取りを狙っていた。
晴久と大介は、三角の手の者に襲われ、晴久は毒矢を受け倒れてしまう。
しかも、大介は濡れ衣を着せられ、牢に入れられてしまう。
三角の使者、吾呂月右膳は、今夜にも晴久を始末すると、
牢内で手出しの出来ない大介に言う。
どうする事もできない大介だったが、丹後の間者、くも兵衛に助けられる。
しかし、くも兵衛も、晴久を殺して大介が身代わりになる、
という策略を勧めてくる。
大介は晴久の寝室へ行き、晴久のふりをして刺客を撃退。
吾呂月を捕え、誤解を解いた。
しかし、くも兵衛が丹後の国へ全てを報告し、
みどり城は9万の大軍に攻め寄せられる。
みどり城の兵力は千にも満たない。
犠牲の大きさを考え、降伏も考える晴久に対して、
家老達は、勝ち負けではなく戦う事を進言。
晴久は徹底抗戦を決意する。
一方、大介は、みどり城側として父親と戦わねばならぬ事となる。
晴久は、楠木正成のような戦法で、丹後勢を度々撃退するも、
兵力の差で徐々に不利になっていく。
城主を引き渡せば他の者は助ける、という矢文を見て、
晴久は密かに城を出ようとするが、大介に止められる。
大介は、晴久を気絶させ、自分が晴久のふりをして降伏する。
父親には正体がバレてしまうが、父親は大介の覚悟を称える。
夜中、晴久達が地下道を通って大介を助けに来る。
丹後勢は、逃げる晴久らの後を追って、地下道に殺到する。
すると、突如地震が起こり、地下道が崩れ丹後勢は全滅。
みどり城は落城を免れるのだった。
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