電光豆剣士
『漫画王』
1957年11月号別冊付録
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集
『山びこ剣士
竹光一刀流ほか』収録
 猿飛佐助の漫画を読んで、
「忍術がつかえたらおもしろいなあ。」
「猿飛佐助ってほんとにいたのかなあ。」
と独りごちている少年の前に、怪しげな老人が現れ、
「きみがその猿飛なんだよ。」と言う。
気味悪がって逃げようとする少年に、
老人は証拠を見せると言い、家に招く。
老人の家には、何とタイムマシンがあり、
少年に実験台になってほしいと頼む。
捉えた時間は350年前、戦国時代の終わり。
その時代で、猿飛佐助として活躍しろ、と言う。
右へ回すと元の時代へ戻れるタイムベルトを着けた少年に、
老人は「うまく帰れるかどうか、まだわからんがね。」と言い、
嫌がる少年を無理矢理タイムスリップさせる。
着いた先は徳川家康の所。
豊臣のスパイだと勘違いされ、牢に入れられてしまう。
牢の中には、真田幸村の家来、三好清海入道がいた。
清海から、大阪城攻めの事を聞いた少年は、
清海を連れてタイムスリップ。
現代(昭和32年)に戻り、汽車で幸村の居る九度山へ移動し、
再びタイムスリップ。
幸村に忍術使いと紹介された少年は、褒美として刀を授かる。
そして、幸村の子、大介と会い、
「ぼく…猿飛佐助…だそうです。」と名乗る。
歴史的事実を知る少年だが、大介達の覚悟を知り、彼らに味方する。
九度山を攻める徳川軍を、少年は映画の撮影所にあった、
機械仕掛けの怪物で撃退。
幸村軍は大阪城に入り、少年も大阪の陣に参戦。
しかし、突然タイムマシンが故障。
少年は現代に戻されてしまう。
タイムマシンは直ったが、時間は半年後にズレてしまった。
少年がタイムスリップすると、既に大阪城は落城。
大介も息絶えてしまう。
「まにあいませんでした…。」
「そうか…しかたないさ。
歴史をうごかそうとしたのがむりだったんだな。」
という形で、お話は終わる。
踊るアリちゃんのGIF画像
走っているゴキちゃんのGIF画像
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