ある日本人留学生からのローマ便り
『漫画少年』1954年11月号
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集
『初期SF作品』収録
 政府から研究費をもらって、ローマへ留学中の日本人青年。
その研究費が打ち切られるという知らせが届き、落胆しつつも、
お別れのつもりで、下宿のお嬢さんを連れてローマの街を一巡りする。
トレヴィの泉には、銅貨を投げて祈れば願いが叶う、
という伝説があるらしい。
青年は、一瞬やってみようかと思うが、やはりバカバカしいと思い、
そのお金でお菓子を買いに行ってしまう。
足元に銅貨を見つけ、代わりに祈ってあげようとする、お嬢さん。
しかし、それは少年のイタズラだった。
事情を聞いて、その銅貨を泉へ投げ入れる少年。
どうやら、それは使えないお金らしい。
投げ入れられるその時に、青年は、
それが2千年前のローマの銅貨だと気付き、がっかりする。
すると少年は、同じようなモノが、もっとある場所を知っていると言う。
その場所に案内されると、そこは地下図書室。
偉大な発見をした青年に、再び研究費が支給される事に。
「泉に投げこんだ一枚の銅貨…。
そのねがいがこうしてかなえられました。」
青年は母への便りにそう記す。
4ページながら、ストーリーが練りこまれていて印象的な作品。
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