雲の中のミカド
『少女』
1957年3月号別冊付録
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集
『初期少女・幼年作品』収録
 平家の幽霊が出るとウワサされる山を越えようとしていた英夫と京子。
夜になって聞こえ始めた笛の音の正体を突き止めようと、
音の聞こえる谷底へと進んだ2人は、川に流されてしまう。
気が付くと、2人は誰かに助けられていた。
そして、周りを見ると、まるで絵巻物にでも出てきそうなお屋敷。
そう、そこは平家の隠れ里だったのだ。
そこでは、ミカドを始め、皆、鎌倉時代と変わらぬ生活を続けており、
源氏が滅びた事を聞いて大喜びする。
しかし、秘密を守る為に、2人は帰る事を許されず、
逃げれば死刑だと脅される。
2人が里を散歩している時、急に麓が慌ただしくなり、
しきりに鐘が鳴り出した。
見張りの兵もいなくなり、チャンスだとばかりに2人は逃げ出すが、
京子が捕まり、結局、2人とも捕えられ、牢に入れられる。
2人を世話する女性から、ミカドが病気になったと聞かされた英夫は、
医者を目指して勉強しているという経験を活かして、
ミカドの病気と、その特効薬を突き止める。
それを手に入れる為、京子1人が山を降り、英夫は人質となる。
英夫からは戻らぬよう言われた京子だったが、
薬を手に入れ、必死に里を目指す。
一方、英夫の処刑の時間は迫っていた。
京子がついに倒れ込んでしまったその時、2人を世話していた女性が現れ、
2人は、家来を1人飲み込んだ急流を下り、薬を届ける。
薬のお陰で、ミカドの病気は治り、家来達の頼みもあり、
2人は帰る事を許されるのであった。
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