暴風の奇術
『少年少女冒険王』
1953年12月号
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集
『初期SF作品』収録
 暴風の吹き荒れる夜、ある屋敷で銃声が轟いた。
警官たちが駆け付けると、1台の車が暴走し橋から川へ転落した。
家の中では秘書と主人が倒れていたが、命に別状はなかった。
しかし、金庫はスッカラカン。
家の中をうろついていて犯人扱いされた少年は、
犯人の姿を写真に捉えていたが後ろ姿だけ。
再び犯人扱いされるが、なんとかやり過ごし、
秘書とともに写真の引き伸ばしにかかる。
車のガラスに犯人の顔が写っているのではないかと期待して。
少年は気付かないが、秘書は何やら深刻な表情。
果たして、引き伸ばした写真を見て驚く少年に秘書が襲いかかり、
少年は拘束されてしまう。
そう、犯人は秘書だったのだ。
秘書は写真を暖炉に放り込み、
少年に「バカになるくすり」を打とうとする。
そこへ警官がやって来て、秘書を逮捕。
警官は例の写真を庭で拾ったらしい。
最後のコマで少年が、
「おそらく強い風が
えんとつのなかの空気といっしょにすいあげたんですよ。
まだ火のつかないうちにね。」
と、不思議な現象の種明かしをする。
踊るアリちゃんのGIF画像
走っているゴキちゃんのGIF画像
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