光公子
『少女』1956年6〜10月号
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集
『初期少女・幼年作品』収録
 赤桐勢数十万騎に攻められ、弓月城は落城寸前。
城主の妹るり姫は、侍女から、城に伝わる宝を手渡される。
裏切り者の犬丸に、手土産としてさらわれたるり姫を追う勝四郎だったが、
姫を人質に取られては、手出しができず、崖から落下。
スキを見て逃げ出したるり姫もそれに続く。
幸運にも助かった2人だったが、崖下から上へ登る事ができない。
暗くなったので、家宝のろうそくに火を灯すと、
人影のようなモノが現れ、「光」と名乗る。
そのろうそくに火を灯せば、いつでも、どこへでも現れ、
頼まれた事は、どんな事でも実行すると言う。
光の力で、崖を登ると、火に包まれ落城した弓月城の姿が。
一方、勝利した赤桐弾正は、行方の分からない弓月城主と、
その妹を狙い、捕えた犬丸を野に放つ。
それを見て、罠とも知らず飛び出す勝四郎だったが、謎の坊主に救われる。
坊主の正体は、弓月城主、星之進だった。
星之進は、家来を呼び寄せ、再起を図る為、1人旅に出、
るり姫には、天狗岳に住む楠天泉に匿ってもらうよう促す。
去り際に、姫は、ろうそくを密かに星之進に預ける。
が、それは犬丸の手に渡り、赤桐の元へ。
赤桐に呼び出された光だったが、「悪者の味方はしない。」と、
るり姫の元へ飛び立つ。
その頃、るり姫は、勝四郎とはぐれ、山賊に囚われていた。
首領の娘、ひな子と知り合いだった為、命を助けられたるり姫だったが、
赤桐の命を受けたミミズク法師におびき出され、命を狙われる。
そこへ光が現れ、光対ミミズク法師の戦いが始まる。
ひな子とともに逃げ出したるり姫に、ミミズク法師の雷が落ちる。
そして、弱点である水を浴びてしまった光は、
最後の力を振り絞ってミミズク法師を倒す。
勝四郎や、ひな子の父が駆け付けると、
雷に打たれたのは、姫の着物を着たひな子で、るり姫は無事だった。
役目を果たした光は消え、ひな子の最後の願いを聞き届けた父は、
るり姫に従い、山を降りるのであった。
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