てぶくろてっちゃん
『たのしい一年生』1960年4月号〜1961年3月号
『たのしい二年生』1961年4月号〜1962年3月号
『たのしい三年生』1962年4月号〜1963年1月号
『ディズニーランド』1966年9〜12月号
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集全2巻
 てっちゃんの手袋は不思議な手袋。
それをはめて作った折り紙やロボットは自由に動き出し、
機械や薬は意図した通りの効果を発揮する。
最初は、お友達のようちゃんも同じ手袋をはめていたが、
いつの間にか、てっちゃんだけになる。
第1話で既に手にしているので、この手袋がどういったモノで、
誰が作り、誰に貰ったのか?といった事は一切不明。
そんな細かい事は考えずに、夢のような展開に心躍らせるのが、
この作品の正しい楽しみ方なのかも。
 「小学三年生」の最終話。
てっちゃん一家は引っ越す事になり、荷造りで大忙し。
てっちゃんがお手伝いロボットを作ったけれど、
どうも出来がイマイチ…。
汚れてしまった、てっちゃんの手袋を、
ようちゃんが洗い、庭の柵に干す。
そのまま、てっちゃん一家は出発。
「わすれられたてぶくろは、小鳥のようにまい上がって、
どこかの空へ消えていきました。」
「ひょっとしたら…。
みなさんの町に落ちてるかもしれませんよ。」
という作者からの言葉で、この作品は終わる。
それから3年半程経って描かれた「ディズニーランド」版の冒頭。
「てぶくろあげます」の張り紙とともに壁に掛けられた手袋を
別のてっちゃんが拾う。
あるいは、最初のてっちゃんも、
このようにして手袋を手に入れたのかも。
1963年
「すすめロボケット」とともに
第8回小学館漫画賞を受賞

踊るアリちゃんのGIF画像
走っているゴキちゃんのGIF画像
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