チンタラ神ちゃん(A氏と共著)
『少年ブック』
1967年1〜12月号
(10、12月号は別冊付録)
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集全1巻

双葉社
パワァコミック全1巻?
 ある日ジローが、洞穴の中に作った秘密基地へ行くと、
何者かに荒らされた形跡が…。
中を調べていると、外ではガキ大将のダンプが、
子分と一緒にジローの秘密を探りに来ていた。
ボコボコにされるのと引き換えに、ダンプ達を追い返し、
洞穴に戻るジロー。
すると、穴の中に雨が降り、続いて南風が吹いた。
それらを起こした奇妙な人物は、自ら「神さま」と名乗り、
ジローの秘密基地を自分の神殿だと主張した。
怒ったジローは、その神さまを追い回すが、見失ってしまい、
入れ替わりに、今度はビンボー神がやって来る。
ビンボー神の団扇であおがれると、
どんな物でもボロボロの中古品になってしまう。
それによって、服がボロボロになってしまったジローは、
仕方なく、家に着替えに帰る。
再び洞穴へ戻ったジローの目に飛び込んできたのは、
例の神さまにビンボー神、さらに福の神が加わった3人の姿。
彼らは引越し祝いと称して勝手に盛り上がっていた。
神さまに「あんなやつ、ほっとけ。」と言われ、
「あんなやつとはなんだ!」と飛び出すジロー。
すると、神さまは「チンタラ!」とカミナリを落とし、
嵐を起こし、雪を降らせた。
そこへ再びダンプ達がやって来て、ジローの秘密基地を発見し、
分捕ろうとする。
仕方なく、ジローは「カミさんがた」に協力を求める。
見返りとして、ジローは洞穴の半分の所有権を与える事を約束する。
(元々ジローにも法的な所有権はないと思われるが…。)
神さまは、さらに「ワシを神さまとしてうやまうか。」
「ときどきおさい銭くれるか。」と条件を出す。
ジローが渋々条件を飲むと、神さまは
「チンタラチンタラ」と風を起こし、
ダンプ達を洞穴の外へ吹き飛ばし、雨を降らせる。
ダンプ達が襲いかかって来れば、パッと消えて、木の上から石を降らせ、
ダンプ達を宙に持ち上げ、地面に落とす。
とどめにビンボー神のうちわで服がボロボロになり、
ダンプ達は逃げ出して行く。
その際、巻き添えを食ってジローの服もボロボロになるが、
福の神が小槌を振ると、新品のようにピカピカに。
家に帰ろうとすると、雨が降リ始めたので、
「神さまならやませられるだろう。」と頼むと、
「雨よやめ、チンタラ!」「さあ、このつえをかしてやる。」と言う。
「五メートル四方しかきかないんだって。やっぱりあれは神ちゃんだよ。」
そんな事を呟きながら家へ向かうジローであった。
 神ちゃんは、丸い頭髪のない頭に、目玉は基本互い違い。
和服のような着物を着ていて、足先は出ているが、袖が長過ぎるのか、
手については、時々指先が見える程度。
和装のくせに、頭の上には天使の輪が浮かんでいる。
(時々描き忘れがある。第2話では1コマも描かれていない。)
正直、見た目はかなり怪しく、変人、狂人といった雰囲気だ。
(そもそも人には見えないけれど…。)
そして、好物はバナナの皮。
そんな神ちゃんが、ビンボー神と福の神を引き連れて、
これといった御利益もなさそうなチンタラ教を広め、
信者を得ようと奮闘する。
しかし、テレビカメラの前に乱入したり、
クリスマスをパクったりしてアピールしても、一向に上手く行かず、
信者の最多数は、たったの5人。
ジローにダンプに、その子分2人。
そして、帽緑(ぼうりょく)中学の番長、番野長太。
ジロー以外の4人は、神ちゃんの神罰を恐れて入教?しただけで、
後に4人一緒に、思い切って脱教?している。
ジローにしても、特典で釣って信者になってもらったに過ぎないのだが…。
まぁ、ジローの場合、信者というよりも、友達として
神ちゃん達と付き合っているのだろう。
 最終話は、藤子作品らしく「さよなら神ちゃん」とはならずに、
現在進行形のまま終わってしまう。
おそらく
神ちゃん・ビンボー神・福の神
→F氏
ジロー・その他→A氏
だと思われる。

このページのトップヘ
踊るアリちゃんのGIF画像
走っているゴキちゃんのGIF画像
戻る