チンプイ
1985年藤子不二雄ランドVOL.50〜104
1987年藤子不二雄ランドVOL.126〜138
1988年藤子不二雄ランドVOL.198〜301
TVアニメ1989年〜1991年
1990年映画公開
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集全2巻

中央公論社
F.F.ランドスペシャル全4巻
 大銀河の中心部近くにひときわ明るく輝くマール星。
そんなマール星のレピトルボルグ王家第一王子ルルロフ殿下のお妃に、
全宇宙数万人の候補者の中から厳正審査の結果選ばれたのが本作の主人公、
春日エリちゃん(小学6年生)である。
マール星だけがそうなのか、宇宙全体がそうなのかは分からないが、
明治以前の結婚年齢である。
エリちゃんは結婚を承諾してないけどね…。
ただ「今の王妃さまは11歳で結婚して、
その年の内にルルロフ殿下を産んだ」とか…。
また「ルルロフ殿下の母上の一番上の姉の孫」ムニル(14歳)と
キキ(11歳)も既に結婚している…。
エリちゃんの心の準備ができるまで待つというマール王室の特使?
ワンダユウさんは「妃殿下のお相手役」としてチンプイを地球に残していく。
チンプイはマール星のネズミのような生物でネコが苦手。
「マール星のスパロニを思い出させる味」のラーメンが大好物。
外見はワンダユウさんを含めて「ぬいぐるみ」に見えるらしい。
ただワンダユウさんが明らかに「イヌ」なのに対して、チンプイは
エリちゃんのパパに言わせると「変なサル」!
ネズミのような生物というのも、ネコを怖がるという点から窺えるだけである。
ちなみにミキマス(大丈夫か?)というネズミと思われるマール星人も登場するが、
こちらはチンプイに似てはいるが、あまりかわいくない…。
 「チンプイ」におけるSF(すこしふしぎ)なモノは「科法」と呼ばれるモノである。
マール星人なら誰でも使える科法は、マール星の科学技術を利用したモノで
自分の名前を言う事(チンプイなら「チンプイ」)で起動する。
道具は(一部を除いて)一切使用しないため、最初エリちゃんはその力を
「魔法」だと思い込んでいたようだ。
その時、チンプイは「(上述したように科学の産物なので)
魔法というより科法と呼んでほしいね」と言っていたが、
結局、他のマール星人も「科法」という言葉を使っているので、
マール星における実際の呼称は不明である。
また、何故その「科法」が地球上でも、道具なしで使用可能なのかも不明。
ひょっとするとマール星人の周りには
マール星とリンクしている空間が存在しており、
他星でも「科法」が使用可能なのかもしれない。
つまり、その空間を通じてキーワード(自分の名前)がマール星に届き、
その空間を通じて「科法」の効果が地球上に発現する…、のではないだろうか?
 この完全版には未掲載作品も含まれているのだが、
期待するような最終回は描かれておらず、
「エスパー魔魅」と同様の現在進行形?のラストである。
すなわち、ルルロフ殿下との結婚が成立する訳でもなく、
チンプイがマール星に帰る訳でもないという…。
まあ、「ドラえもん」もそうと言えばそうなのですが…。
ただ、状況から考えるとエリちゃんはルルロフ殿下と結婚します(勝手に断言)!
よく当たるというマール星の水晶玉(一種のタイムマシン)で見た、
エリちゃんの結婚式は正に殿下と妃殿下の結婚式であり、
二人の子供=王子がタイムマシンで未来からやってくる話が2話あります。
(一度は少年、一度は赤ちゃん)
また、未来のエリちゃんが里帰りに来たことも…。
(この時は、「マリ」という架空の姉になっていた。もちろん科法で…)

 ネットで調べた結果、実際はあと2話ほどで完結の予定だったのだが、
残りの話が描かれないうちに作者が亡くなってしまったそうです。
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