きゃぷてんボン
『てれびくん』1976年6月創刊号〜10月号
単行本
小学館
藤子・F・不二雄大全集
『パジャママン きゃぷてんボンほか』収録

中央公論社中公コミックス
藤子不二雄ランド
『ミラ・クル・1』に収録?
 丸山博士は見かけによらず、スゴイ物を作り出す発明家。
ただ、中には、ちょっと下らない発明品もあるように、子供っぽい部分があって、
日常生活では少々、いや、かなり頼りない…。
パパがそんななので、しかもママがいないのでよけいに、一人息子のボンはしっかり者。
帰りが遅くなる時は、家に電話してパパに色々と注意をする。
「おやつは戸だなにあるよ」「戸じまりしっかりとね」
「変な人をうちに入れちゃだめだよ」などなど。
そんな、ちょっと立場の逆転した親子が、ちょっとした事件を解決するのが、
この「きゃぷてんボン」という作品。
ボンはパパが作った「三びきの友だち」(発明品)を駆使して悪者をやっつける。
時には、さらなるパパの発明品も利用して。
この作品は、いわゆる変身ヒーローものではないのだが、
ボンは日常的に妙なヘルメットを被っている。
このヘルメットが、パパの「1番のけっさく」であり、きゃぷてんボンの活躍の源。
右の耳を叩くと、額の穴から「ハミングバード」が出てくる。
これは、小さな鳥型飛行ロボットで、
ボンは「マイクロバッジ」を作動させて小さくなり、これに乗り込んで移動する。
左の耳を叩くと、頭頂部に付いたアンテナのような物が飛び出し、巨大化する。
こちらは「ニョロボ」。
如意棒のような武器であると同時に、独立して悪者を攻撃し、
巻き付いて捕らえる事も可能な、みみずロボットである。
もう一匹は普段から自由に家の中を動き回っている犬型?ロボットのムック。
唯一、何故か関西弁だが、人間の言葉を話せる友だちで、非常に鼻が利くようだ。
また、空を飛ぶ事もできるようで、ハミングバードに乗ったボンを
目的地へと誘導するのが主な役割。
その為、探索を必要としない話では、ただいるだけの存在…。
とうとう最終話では、扉絵に描かれているだけで本編には登場しないありさま…。
最終話と言っても、全5話で、最終回っぽさのない、普通のエピソードなのですが…。
 パーマンやパジャママンのように、力の源が「宇宙」ではなく、
「地球」の、しかもパパの発明品で、正体を隠している訳でもない、
という辺りに時代の移り変わりを感じます。
どちらかと言えば、少年探偵モノのような雰囲気の作品かもしれません。
関連:「パパは天さい!」

「きゃぷてんボン」から
ヒーロー要素を除いた
原型のような作品

踊るアリちゃんのGIF画像
走っているゴキちゃんのGIF画像
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