落第忍者乱太郎
尼子騒兵衛
落第忍者乱太郎
はむこ参る!
 このマンガは、アニメ「忍たま乱太郎」の原作である。
朝日小学生新聞に三ヶ月連載して、三ヶ月休んで、三ヶ月連載して…、
というやり方で現在も続いているようだ。
土日については未確認だが、一日3ページの連載だという。

物語の舞台は、あまり重要視されていないが室町時代。
先祖代々由緒正しいヒラ忍者の家系の、
少々影の薄い主人公「猪名寺乱太郎」は、
一流忍者になるため忍術学園に入学する。
その入学手続きの時に、堺の貿易商「福富屋」の長男「福富しんべえ」、
摂津の国出身で、戦により家も家族も失った「きり丸」の二人と出会う。
そういった縁で仲良くなった三人組が、忍術学園1年は組の生徒となり、
教科担任の「土井先生」や実技担任の「山田先生」とともに厄介事に巻き込まれ、
それを解決していく。
巻を追う毎に、ライバルのドクタケ忍者隊や学園の先生、
は組のクラスメート、上級生、果てはドクタケ忍者のたまご「ドクたま」
と言った面々が登場し、真実に近い忍術とちょっと知的なギャグを繰り広げる。
子供マンガという事で、高い評価こそ受けていないが、
「ドラえもん」と肩を並べるだけの作品と言っても良いのではないだろうか。
「サザエさん」が永遠の昭和ン十年代の家族を描き続け、
「ドラえもん」が永遠の子供時代を描き続けているとするならば、
「乱太郎」は永遠の学園生活を描き続けているのではないだろうか。
この「終わらない学生生活」は、子供だけでなく、
大人にももっと評価されていいはずだ。

もう一つ、この作品が評価されてもいいのは、本物の忍術についてである。
「忍者」というと、昔なら「ハットリくん」、今なら「ナルト」になってしまうが、
忍術に関しては最も子供向けのように思われている「乱太郎」が
最も真に迫っている。
本当の手裏剣の投げ方、敵を欺くと言う意味での術など本当の忍術は
「乱太郎」の中でのみ描かれています。
忍術の研究をしたい方はまず「乱太郎」を読むように!
※アニメは読み返せないので、必ずマンガで勉強するように!

※49巻には「通常版」と300円ちょっと高い「PREMIUM版」があります。
「PREMIUM版」には「落第忍者乱太郎裏話集」という小冊子が付いています。
ちょっとした作中の疑問についての解説や
作者によるキャラクターのラフスケッチなどが収録されていますが
300円の価値があるかは微妙…。
それと「通常版」→昼「PREMIUM版」→夕暮れ、という表紙の彩色の違いがあります。
私は「PREMIUM版」の存在を知らずに「通常版」を買ってしまい、
後に「PREMIUM版」を発見し、購入するという無駄な事をしてしまいました…。


落第忍者乱太郎 公式キャラクターブック
忍たまの友 天之巻


 長く続いている漫画の場合、こういった「キャラクターブック」が出版されますね。
ジャンプならワンピースやナルトにも、こういった本がありますし。
横山光輝氏の「三国志」にもありますよ。持ってますから。
で、この本も、それらと同様、字でいっぱいの内容です。
なので、お子様向けではないかもしれません。
ただ、私も小さい頃に字ばっかりのウルトラマンの大百科みたいなのを
読んでいた記憶があるので、断定はできませんが…。
 巻頭はカラーで、各学年の制服や各キャラクターの髪の色を
絵具の色?で細かく紹介しつつ、本編でも語られた
「制服のビジュアルの矛盾」を、より詳しく解説。
また、年賀状用、その他カラーイラストも収録されています。
キャラクターに関する部分では、本編では語られない、
各キャラの名前の由来なんかは興味深かったですね。
例えば、1年ろ組は全員、名前が能面だったり、
苗字が地名で名前が甲賀忍者というキャラが割りと多かったり…。
面白いのは、「作者の知人から」とか「実在の美容師さんから」
なんてキャラクターもいたりして、実際はこういう名前なのかな?なんて
勝手に想像してみたり…。
他、各巻のエピソードの完全ガイドや作者インタビュー、作品の時代についての解説、
そして、モノクロのイラストギャラリーと「忍術学園の一日」という描き下ろしマンガ、
という内容になっております。
しかし、「天之巻」という事は、今後も何か出るのでしょうか?
最初が「天」って事は「天」「地」「人」?
ちなみに「天・地・人」って、どういう意味?
「天の時」「地の利」「人の和」の事?

『朝日小学生新聞』
1986年1月より連載開始
現在は4〜6月・10〜12月
単行本
朝日新聞社(〜42巻)
朝日新聞出版(43巻〜)
あさひコミックス1〜55巻
(2014年7月現在)

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